シドニー留学のホームステイ・シェアハウス比較|選び方と注意点

シドニー・ノーザンビーチズの空撮 ホームステイ・住まい

「シドニー留学、住む場所はホームステイとシェアハウスどっちがいいんだろう…」出発が近づくにつれて、そんな迷いが大きくなる方は多いのではないでしょうか。「ホストファミリーとうまくやっていけるか不安」「知らない人とのシェアハウス生活も心配」という声もよく聞きます。

この記事では、ホームステイ・シェアハウス・学生寮という3つの滞在方法の特徴を整理したうえで、実際にシドニーで暮らした人たちの体験談を交えながら、それぞれのリアルなメリット・気をつけたいポイントを紹介します。あわせて、住まい探しで実際に起きたボンド(敷金)詐欺のトラブル事例と、その対策についても取り上げます。運営者はシドニーでの留学・滞在経験があり、現在はオーストラリア留学のサポート事業を行っています。制度の説明だけでなく「実際に住んでみてどうだったか」まで知ることで、自分に合った住まい選びのヒントにしていただければと思います。

※記事内で紹介する制度・費用感には個人差や地域差があり、公的な統一基準があるわけではない項目も含まれます。「〜と言われています」「〜とされています」という形で、断定を避けた表現にしています。

シドニー留学、住まいの選択肢は主に3つ

シドニーに留学する際、滞在方法として検討することになるのは主に「ホームステイ」「シェアハウス(ルームシェア)」「学生寮」の3つです。まずはそれぞれの特徴を簡単に整理します。

なお、滞在方法ごとの費用相場については、シドニー留学の費用相場の記事で項目別の内訳を詳しく解説しているので、金額の詳細はそちらをご覧ください。本記事では、金額そのものよりも「実際にどんな暮らし方になるのか」という点に焦点を当てて紹介します。

シドニー郊外の住宅街に並ぶ一軒家

ホームステイ

現地の家庭に一部屋を借り、その家族と一緒に生活するスタイルです。平日は朝食・夕食、週末は3食が提供されるなど、食事付きであることが一般的とされています。ホストファミリーとの会話や食卓を通じて、現地の生活習慣や文化に自然と触れられるのが最大の魅力です。

なお、1軒のホームステイ先が同時に受け入れる留学生の人数については、業界の基準として最大3人程度までとされていることが多いようです(要確認。学校や紹介事業者によって基準が異なる可能性があります)。

シェアハウス(ルームシェア)

個人宅やアパートの一室を、他の入居者と共同で借りて生活するスタイルです。食事は基本的に自炊で、門限のような決まりごとも少なく、生活の自由度が高いのが特徴です。一方で、誰と一緒に住むことになるかは物件によってコントロールしにくい面もあります。

学生寮

通う学校や大学が提携・運営する寮、または留学生向けのレジデンスに入居するスタイルです。個室が多く、共用のキッチンやラウンジを他の入居者とシェアする形が一般的とされています。都市部の主要な学校・大学の近くに集中しており、費用はシェアハウスよりやや高めになることが多いようです(要確認)。

ホームステイのリアル—メリットと気をつけたいこと

生活習慣・文化の違いに触れられる

ホームステイの魅力の一つは、現地の家庭の暮らし方をそのまま体験できることです。たとえば、ホストファミリーの出身国によって食卓に並ぶ料理が変わることもあり、ある留学経験者はカレーが頻繁に出てくる家庭に滞在したこともあれば、その家庭ならではの味に触れられたこともあったといいます。多国籍な社会であるシドニーならではの、異文化体験の一つとして楽しめるポイントです。

最初は会話が続かなくても、徐々に打ち解けられる

「ホストファミリーとちゃんと会話できるだろうか」という不安は、多くの留学経験者が最初に感じるものです。ある留学経験者は、滞在を始めた最初の1週間はホストファミリーとほとんど会話が続かなかったと振り返っています。しかし2週間目に入るころには、少しずつ言葉を交わせるようになっていったそうです。あわせて、洗濯など日本にいたときは親にやってもらっていた身の回りのことを自分でやるようになり、それが良い自立の経験にもなったといいます。

ホストファミリーとダイニングテーブルを囲んで食事をする様子

最初の数週間、会話が思うように続かなくても、それは珍しいことではありません。焦らず少しずつ関係を築いていく姿勢が大切だと言えそうです。

ホストファミリーとの相性が合わないこともある

ホームステイは家庭ごとに個性があるため、相性が合わないケースも当然あります。ある大学生の留学経験者は、滞在したホストファミリーが仕事で忙しく、一緒に過ごす時間そのものは限られていたそうです。それでも、食事の用意や体調を気にかけてくれるなど、忙しい中でも示してくれる気遣いが心に残る、温かい経験になったと話しています。「一緒にいる時間の長さ」だけが良い関係の物差しではない、ということが伝わってくるエピソードです。

一方で、ホストファミリーとの相性がうまくいかず、ホームシックになってしまった方もいます。この方は、滞在期間の途中でシェアハウスに引っ越すという決断をしました。ホームステイは「一度決めたら期間中ずっと我慢しなければならない」ものではなく、合わないと感じた場合は学校やエージェントに相談したうえで、滞在先を変更できるケースもあると言われています。無理に我慢を続けるより、早めに周囲へ相談することが大切です。

シェアハウスのリアル—メリットと気をつけたいこと

シェアハウス生活について、ある成人の留学経験者は、日本の住まいと違って浴槽がなくシャワーのみという点に生活習慣の違いを感じたと話しています。小さなことのようですが、日本の暮らしとのギャップとして印象に残るポイントの一つだったそうです。一方で、別の留学経験者は「シェアハウス生活は特に不自由なことはなく、楽しかった」と振り返っており、心配していたよりもスムーズに適応できたケースもあります。ちなみに、シェアハウスの中には「お米が食べ放題」という物件もあったそうで、こうした条件面のちょっとした違いも探してみると面白いポイントです。

費用を抑えやすく、自由度が高い

シェアハウスは自炊が基本で、食事や生活スタイルを自分の裁量で決められる自由度の高さが魅力です。ただし、シドニー留学の費用相場の記事でも触れているとおり、家賃そのものは部屋の広さやエリアによって幅が大きく、食費なども別途かかってくるため、トータルではホームステイと大きく変わらない場合もあります。「シェアハウスなら必ず安い」と決めつけず、物件ごとの条件をよく比較することをおすすめします。

ルームメイトとの相性が生活の質を左右する

ある留学経験者は、シェアハウスでは「誰と住むか」がルームメイトとの相性次第で生活の質を大きく左右すると実感したと話しています。物価は高いものの、生活水準そのものは日本とあまり変わらないと感じた一方、留学の目的意識がはっきりしていないと、のんびりした環境に流されて中だるみしてしまう危険もあると気づいたそうです。誰と住むかは運の要素もありますが、目的意識を持ち続けることが、環境に流されないための一つの鍵と言えそうです。

同居人とのトラブル・距離感の取り方

シェアハウスならではの悩みとして、共用スペースの使い方をめぐるすれ違いもあります。ある留学経験者は、同居人の一人が身の回りを片付けないタイプで、共用スペースの使い方が気になったことがあったといいます。国籍に関わらず、シェアハウスでは生活習慣の違いに直面することがある、という点は知っておくとよいでしょう。

また、同居人から好意を寄せられて対応に困った経験を話す方もいます。この方は、きちんと断ることで大事には至らなかったと振り返っていました。性別を問わず誰にでも起こりうることですが、シェアハウスのような近い距離での共同生活では、相手との距離感の取り方・断り方も一つの実務的なスキルになる、という捉え方をしておくとよいかもしれません。

住まい探しで絶対に注意したいこと(ボンド詐欺などのトラブル事例)

賃貸契約書にサインをしようとしている手元のイメージ

シェアハウスやアパートを探す際、実際に留学生が巻き込まれやすいトラブルとして「ボンド(敷金)詐欺」があります。ある留学経験者が耳にしたケースでは、入居前にボンド(敷金)を先に振り込んだにもかかわらず、実際にはその部屋自体が用意されていなかったという事件があったそうです。「家賃が相場よりかなり安い」「オーナーが忙しいので内見なしで先に振込を」といった話には、特に注意が必要です。

対策として、以下のような基本的な自衛策を徹底することをおすすめします。

  • 個人間の直接取引だけに頼らず、信頼できる仲介業者・エージェント・学校の紹介などを通す
  • 可能な限り、契約前に実際の部屋を内見する(オンライン内見の場合も、他の入居者の様子など複数の情報源で確認する)
  • 送金前に、物件情報や貸主・管理会社の情報を複数の方法(公式サイト・口コミ・別の入居者など)で確認する
  • 正規の賃貸借契約(テナンシー契約)の場合、ニュー・サウス・ウェールズ州ではボンド(敷金)は貸主が個人的に保管するのではなく、州政府(NSW Fair Trading)が運営する制度に預けられる仕組みがあるとされています。個人間のシェアハウスの又貸し(サブレット)ではこの仕組みが必ずしも適用されない場合もあるため、契約の形態そのものも確認しておくと安心です(要確認)

ボンド詐欺のようなトラブルは怖い話に聞こえるかもしれませんが、事前の確認を徹底すれば防げる可能性が高まります。過度に不安になる必要はありませんが、「安さ」だけで即決せず、一呼吸置いて確認する習慣を持つことが何より大切です。

自分に合った滞在方法の選び方

留学期間・目的で選ぶ

短期の語学留学や、初めての海外生活で不安が大きい方には、生活のサポートを受けやすいホームステイが向いていると言われています。一方、長期の留学やワーキングホリデーで、自分のペースで自由に生活したい方には、シェアハウスが向いているケースが多いようです。学生寮は、学校のキャンパスに近い場所で他の留学生と交流しながら暮らしたい方に適しているとされています。

なお、学生ビザで留学する場合は、滞在先(ホームステイ先など)の情報を教育機関に申告する必要があるとされています。特に18歳未満で留学する場合は、CAAW(Confirmation of Appropriate Accommodation and Welfare)と呼ばれる、教育機関が滞在先や生活・福祉面の管理体制を承認する制度が設けられているとされています。対象年齢や条件は細かく定められているため、断定はできません。詳細はシドニー留学のビザ、どれを選ぶ?、および必ず公式情報でご確認ください。

英語力に不安があるなら、まずはホームステイがおすすめな理由

「現地に着いてすぐ、シェアハウスで知らない人といきなり共同生活を始めるのは不安」という方には、まずホームステイから始めることをおすすめします。ホストファミリーとの日常会話は、決まったフレーズの繰り返しになりやすく、実践的な英語のリスニング・スピーキングを毎日少しずつ積み重ねられる環境でもあります。前述の「最初の1週間はほとんど話せなかったが、2週間目には少しずつ話せるようになった」というエピソードのように、日々の暮らしの中で会話に慣れていけるのは、ホームステイならではの利点と言えるでしょう。

住まい探しと合わせて進めておきたい英語準備

ホストファミリーやルームメイトとの日常会話に早く慣れるためには、渡航前にある程度の基礎的な会話練習をしておくと安心です。シドニー留学に必要な英語力は?準備とオンライン英会話活用法の記事では、渡航前にどの程度の英語力を目安に準備しておくとよいか、独学とオンライン英会話の使い分けとあわせて詳しく紹介しています。住まい探しと並行して、英語準備のスケジュールも立てておくことをおすすめします。

渡航前の英語準備には、自宅から始められるオンライン英会話が便利です。

海外留学もネイティブキャンプ

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まとめ:自分に合った住まい選びで留学生活を充実させる

  • シドニー留学の住まいは「ホームステイ」「シェアハウス」「学生寮」の3つが主な選択肢で、それぞれ生活の自由度・費用感・サポート体制が異なる
  • ホームステイは現地の生活習慣・文化に触れやすく、会話に慣れるまで時間がかかっても、徐々に打ち解けられるケースが多い。相性が合わない場合は変更を相談できることもある
  • シェアハウスは自由度が高い一方、ルームメイトとの相性が生活の質を大きく左右する。共用スペースの使い方や、相手との距離感の取り方も一つのスキルになる
  • ボンド(敷金)詐欺のようなトラブルもあるため、内見・仲介業者の利用・送金前の確認を徹底することが何より大切
  • 留学期間や英語力への不安の度合いによって、自分に合った滞在方法は変わってくる。渡航前の英語準備も、住まい探しと並行して進めておきたい

シドニーではさまざまな国の同居人と暮らす中で、英語のアクセントの多様さに最初は戸惑ったという声もよく聞かれます。それでも、相性の良い同居人にも恵まれ、「誰と住むかは運の要素もあるが、自分からコミュニケーションを取ろうとする姿勢が結局は大事だった」と振り返る方も多くいます。どの滞在方法を選んでも、完璧な環境が保証されているわけではありません。だからこそ、自分から一歩踏み出す姿勢を持っておくことが、留学生活を充実させる一番の近道と言えそうです。

住まい選びの次に気になるのは、「どの語学学校を選ぶか」というテーマではないでしょうか。ブログ内でシドニーの語学学校の選び方を詳しく解説しています。あわせて、ビザの種類についてはシドニー留学のビザ、どれを選ぶ?、留学費用全体の考え方についてはシドニー留学の費用相場もご覧ください。

住まい探しと同時に、渡航前の英語準備も進めておくと、ホストファミリーやルームメイトとの会話に早く慣れやすくなります。まずは無料体験レッスンから、実際に英語で話す感覚をつかんでみてはいかがでしょうか。



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