「シドニーでせっかく伸びた英語、日本に帰ったらあっという間に忘れてしまうんじゃないか」——留学を終えたばかりの人、あるいは帰国が近づいている人ほど、こうした不安を感じやすいものです。実際、英語を使う機会が急に減ると、特に「話す・聞く」力から少しずつ鈍っていくと言われています。
この記事では、なぜ留学後に英語力は落ちてしまうのか、帰国前(シドニーにいるうち)にやっておきたい準備、帰国直後にすべきこと、そして日常に無理なく英語を組み込む具体的な習慣やオンライン英会話の活用法まで、体験談を交えながら解説します。筆者はシドニーでの留学・滞在経験があり、オーストラリア留学のサポート事業を運営する立場から、帰国後も英語力を活かし続けたいという相談を数多く受けてきました。
なぜ留学後に英語力は落ちてしまうのか
「話す・聞く」から鈍っていく仕組み
留学中は、朝から晩まで英語を「聞いて」「話して」過ごしていたはずです。ところが日本に帰ると、英語を使わない日が一気に増えます。使われなくなった言語スキルは徐々に取り出しにくくなっていく、という研究報告もあり、特にとっさに言葉を組み立てる「スピーキング」や、耳を英語モードに切り替える「リスニング」は、使わない期間が空くほど鈍りやすいと言われています(語彙の忘却スピードには個人差があり、断定はできないため「〜と言われている」という前提で捉えてください)。
留学経験者の間でも「英語を活用する仕事にほとんど知人が就いていない」という声は珍しくなく、日常で英語を使う機会がないまま数年が経つと、話す・聞くの感覚から先に鈍っていく実感を持つ人は多いようです。だからこそ、帰国後の過ごし方が重要になります。就職・キャリアの視点で英語力の活かし方をもっと詳しく知りたい方は、「シドニー留学の帰国後キャリア|就活で評価される?体験談で解説」もあわせてご覧ください。
単語・文法は思ったより忘れにくい
一方で、悲観しすぎる必要はありません。単語や文法の知識(いわゆる「受動的な理解力」)は、話す・聞くの瞬発力に比べると忘れにくいとされています。一度しっかり身についた知識は、頭の中から消えてしまったわけではなく、取り出しにくくなっているだけ、というイメージに近いようです。実際、しばらく英語から離れていた人でも、少し使い始めると数週間で感覚を取り戻せたという声もよく聞かれます。つまり、完全にゼロに戻るわけではなく、「錆びつく」というくらいの捉え方がちょうどよいでしょう。
帰国前(シドニーにいるうちに)やっておきたい準備
現地で使った表現を「英語ノート」に残しておく
帰国してから「あの時よく使っていたフレーズ、なんだっけ」と思い出せなくなるのはよくあることです。シドニーにいるうちに、実際に使って自然に感じた表現や、耳で覚えた発音のクセをメモに残しておくと、帰国後の復習素材になります。
たとえば、英語では単語と単語がつながって発音される「リエゾン」という現象があります。特に前の単語の最後の母音と、次の単語の最初の子音がくっついて聞こえることが多く、これを知っているかどうかでリスニングのしやすさが変わってきます。また、オーストラリアの英語とアメリカの英語では発音の傾向が異なり、留学経験者の中には「オーストラリアの英語の方が聞き取りやすかった」と感じる人もいます。帰国後に海外ドラマやニュースでアメリカ英語に触れると、最初は勝手が違って戸惑うこともあるかもしれませんが、これは「発音のクセの違い」に過ぎず、慣れの問題です。こうした気づきを現地にいるうちにメモしておくと、帰国後も「自分がどんな英語に慣れていたか」を客観的に振り返る材料になります。

帰国後も連絡を取り合える友人・コミュニティを作っておく
語学学校やホームステイ先、サッカー留学であればチームメイトなど、シドニーで出会った人たちとの連絡手段は、帰国前に必ず確認しておきましょう。SNSやメッセージアプリでつながっておけば、帰国後も英語でやり取りする機会を自然に作れます。詳しいホームシック対策・人とのつながり方については「シドニー留学のホームシック対策|孤独を乗り越えた体験談」でも触れているので、あわせて参考にしてください。
帰国直後にやるべきこと|まず「使う予定」を先に作る
3ヶ月後の目標を数字で決める
「英語を忘れないようにしよう」という漠然とした決意は、日本での忙しい日常の中ですぐに埋もれてしまいます。そこでおすすめなのが、帰国直後に「3ヶ月後の目標」を数字で決めておくことです。たとえば「オンライン英会話を週3回・合計36回受ける」「TOEICを受験して〇点を目指す」など、具体的な行動に落とし込むと継続しやすくなります。
英語を話す機会をスケジュールに組み込む
目標を決めたら、次は「いつ英語を使うか」をスケジュールに先に入れてしまうことがポイントです。「時間があったらやる」では、忙しさを理由に後回しになりがちです。ジムやヨガのレッスンを予約するのと同じ感覚で、オンライン英会話や英語のオンラインコミュニティの予定を先にカレンダーに入れておくと、習慣として定着しやすくなります。
日常に英語を組み込む具体的な習慣
オンライン英会話で「話す」機会を切らさない
留学後の英語力キープにおいて、最も効果を実感しやすいのが「話す機会を切らさない」ことです。独学のリーディングやリスニングだけでは、とっさに言葉を組み立てる感覚はどうしても鈍っていきます。オンライン英会話であれば、自宅にいながら短時間でも継続的に「話す」練習ができるため、忙しい社会人・学生でも無理なく取り入れやすい方法です。

海外ドラマ・ニュースで「聞く」感覚を保つ
リスニングの感覚を保つには、海外ドラマやニュース、ポッドキャストなどを日常的に耳に入れておくことが効果的です。前述の通り、アメリカ英語とオーストラリア英語では発音の傾向に違いがあるため、シドニーで慣れ親しんだ発音とは違う印象を受けることもあるでしょう。ですが、これはむしろ良いトレーニングになります。いろいろな種類の英語に触れておくことで、特定の発音だけに偏らない、柔軟な耳を育てることができます。単語と単語がつながって聞こえる「リエゾン」を意識しながら聞くと、自然な速さの英語にも徐々に慣れていきます。
英語日記・SNSで「書く」練習を続ける
話す・聞くに比べて後回しにされがちですが、「書く」練習も継続しておきたい要素です。その日にあったことを英語で3〜5行の日記にする、SNSに英語でひとこと投稿してみるなど、負担の少ない方法で構いません。留学中に「日本語で文章を組み立ててから英訳するのではなく、覚えたフレーズをそのまま使う」ことでコミュニケーションが取りやすくなったという声もよく聞かれます。この感覚は、書く練習を続けることでも保ちやすくなります。
続けやすいオンライン英会話教室の選び方
留学経験者が挫折しやすいポイントと対策
留学経験者は、一定レベルまで英語力が伸びているぶん、逆に「今さら簡単な英会話レッスンを受けるのは気恥ずかしい」「完璧に話せないと恥ずかしい」という心理的なハードルを感じてしまうことがあります。しかし、留学中を思い返してみると、発音を多少崩してでも「伝えよう」とする姿勢の方が、結果的に上達が早かったという実感を持つ人は少なくありません。単語一つを取っても、ネイティブの発音をそのまま真似て使ってみたら、多少カタカナ発音とは違う響きでも現地の人にはきちんと伝わった、という経験談もあります。オンライン英会話を選ぶ際も、「完璧を求めすぎない」「間違いを気にせず話し続けられる環境かどうか」を基準の一つにするとよいでしょう。
講師の質・レベル・料金で比較する視点
オンライン英会話教室は数多くありますが、継続のしやすさを左右するのは「講師の質」「自分のレベルに合った教材」「無理なく続けられる料金」の3点です。特に留学経験者は基礎力がある分、初心者向けの簡単な会話練習だけでは物足りなく感じることもあるため、しっかりした資格を持つ講師と、レベルに応じたカリキュラムが用意されているかを確認しておくと安心です。
たとえばQQ Englishは、国際的な英語指導資格であるTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages、英語を母語としない人に英語を教えるための資格)を保有する講師が多く在籍し、フィリピン・セブ島の自社オフィスから授業を行っているオンライン英会話教室です。「カランメソッド」と呼ばれる、テンポよく質問と応答を繰り返して英語を英語のまま瞬時に理解する練習法にも対応しており、留学経験者が「話す瞬発力」を維持・強化する目的にも合いやすいサービスと言われています。料金プランも比較的手頃な設定から用意されているため、無理なく継続しやすい教室を探している方は検討してみる価値があるでしょう。
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シドニーでできたつながりを維持する工夫
現地の友人・ホストファミリーとの連絡を続ける
英語力の維持において、意外と効果が大きいのが「現地でできた人間関係を切らさないこと」です。ホストファミリーやシェアハウスの同居人、語学学校で仲良くなった友人、サッカー留学であればチームメイトなど、シドニーで築いた関係は貴重な「英語を話す相手」でもあります。定期的にビデオ通話でやり取りするだけでも、話す機会を確保できますし、何より現地での思い出を共有できる相手との会話は、学習というより自然なコミュニケーションとして続けやすいという利点があります。サッカー留学の現地チームでのつながりについては「シドニーでサッカー留学|トライアルと費用・給料のリアル」でも触れています。

日本国内の留学経験者コミュニティに参加する
現地の友人だけでなく、日本国内にいる留学経験者同士のコミュニティに参加するのもおすすめです。SNS上の留学経験者グループや、留学エージェント主催の交流イベントなどでは、同じように「英語力を維持したい」という悩みを持つ仲間と出会えます。共通の話題があるぶん会話も弾みやすく、モチベーションを保つ上でも心強い存在になるでしょう。
まとめ|留学の成果を「一過性」で終わらせないために
- 留学後に英語力が落ちてしまうのは自然なことですが、特に「話す・聞く」から鈍りやすい一方、単語や文法の知識は思ったより忘れにくいものです
- 帰国前に「英語ノート」や連絡先を整理しておくと、帰国後の復習・つながり作りがスムーズになります
- 帰国直後に数字で目標を決め、英語を話す予定を先にスケジュールへ組み込むことが継続のコツです
- オンライン英会話・海外ドラマ・英語日記など、日常に無理なく組み込める習慣を複数持っておくと、忙しい時期でも続けやすくなります
- シドニーでできた人とのつながりを維持することも、立派な英語力キープの手段です
留学で身につけた英語力は、使い続けることで初めて「一過性の思い出」ではなく「自分の力」として定着していきます。焦らず、無理のない範囲で続けていきましょう。
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- シドニーでサッカー留学|トライアルと費用・給料のリアル(サッカー留学経験者の方に)
英語を話す機会を切らさない一番の近道は、やはり「定期的に話す予定を作ること」です。留学中に伸びた力をキープしたい方は、オンライン英会話の無料体験からぜひ試してみてください。
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